不安をなくそう!下肢静脈瘤のやさしい解説まとめ

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種類を知る

ここでは下肢静脈瘤はどのような種類に分けられるのかを紹介。それぞれの主な原因とタイプの違いについて解説しています。

一次性静脈瘤と二次性静脈瘤

下肢静脈瘤とは足の静脈にこぶ(瘤)ができることを言いますが、発生原因によって大きく一次性静脈瘤と二次性静脈瘤に分けることができます。

一次性静脈瘤は、静脈の弁不全が原因で静脈瘤を形成するものを指し、一般的に下肢静脈瘤と呼ばれる大部分は一次性静脈瘤になります。

足の静脈は重力に逆らって血液を上に運ばなければなりません。そのため、逆流を防ぐための弁が付いています。

この弁が、老化や行き過ぎた運動などによってはたらかなくなってしまうと、血液の逆流が起こります。これによって血管が瘤状に浮き出た状態を、一次性静脈瘤と言うのです。

一次性静脈瘤は表在静脈そのものに原因があり、保存的治療外科的な手術治療が適応になります。

一方、二次性静脈瘤は深部静脈に血栓ができて血流が途絶えてしまい、表在静脈の血流増加により静脈瘤が起きるもので表在静脈そのものには原因がありません。

深部静脈血栓症や骨盤内腫瘍、血管性腫瘍、妊娠などが原因となって深部静脈の循環障害が起きることで静脈瘤を発症します。

二次性静脈瘤では表在静脈が足の血液を心臓に返す重要な役割を担うため手術治療ではなく内科的治療が適応になります。

4つのタイプがある一次性静脈瘤

一次性静脈瘤は静脈組織の深さや形態の違いにより4つのタイプに分けることができます。

伏在静脈瘤

大伏在静脈や小伏在静脈と言われる表在静脈本幹に発生する静脈瘤で太い瘤を形成します。太腿やふくらはぎ、膝の裏などに蛇行したりボコボコとふくらんだ血管が目立ち、下肢静脈瘤の中で最も多い静脈瘤です。

側枝静脈瘤

伏在静脈からさらに枝分かれした静脈に発生するもので、膝周辺や太腿、ふくらはぎに静脈瘤ができます。伏在静脈よりやや細く、足全体に広がる静脈の一部の血管が浮き出た状態になります。

クモの巣状・網目状静脈瘤

皮膚の直下にある細い血管に起こる静脈瘤で、伏在静脈瘤のようにボコボコと血管が隆起することはありません。青色の網目状に広がる網目状静脈瘤は膝の裏側に起こることが多く、クモの巣のように紫紅色に広がるクモの巣状静脈瘤は太ももやふくらはぎ、膝裏などに起きます。

陰部静脈瘤

妊娠を契機に発生することが多く、腹部の圧迫で足の付け根や太ももの裏側、陰部周辺にできる静脈瘤です。足が重くなったり痛くなるといった症状が出ますが、妊娠中は治療を行わず出産後に治療を行います。