不安をなくそう!下肢静脈瘤のやさしい解説まとめ

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足の痛みや重苦しさを解消する「ハーブ類」

ハーブの中には利尿作用や血行促進効果があり、体の余分な水分や老廃物を排出し、むくみ改善に効果的なものがあります。

代表的なのはカリウム豊富で抗酸化成分も含まれるルイボスティー。またローズマリー、ハイビスカス、ハト麦などがあげられます。

下肢静脈瘤に効果的なハーブ類とは

例えば、ルイボスティーに含まれるポリフェノールの一種である「フラボノイド」は、体内の活性酸素を取り除いで細胞の酸化・老化を防ぎます。

糖質や脂質の代謝を高めるため、基礎体温も上昇します。さらに毛細血管を強化する成分「ルチン」は血液の流れを良くし、血圧を下げる働きがあります。

下肢静脈瘤に効果的なハーブ類の働き

末端の血行を良くする

料理によく使われる香草「ローズマリー」は、手足の先など抹消の血行を良くする効果があり、静脈瘤とともにおこる痙攣などの症状を緩和する効用を持っています。

下肢静脈瘤でマッサージを行うときのオイルとして使用したり、内側から血液循環を改善してくれるローズマリーティーを飲むのも効果的です。

静脈を収縮・増強する

ブッチャーズ・ブルームは、下肢静脈瘤や痔のような静脈の治療に古くから使われています。

ルスコジニン・ネオルスコジニンという2つの抗炎症作用がある成分をふくみ、静脈を収縮・増強させます。

高脂血症の予防と抗酸化作用

また、西洋サンザシには、ポリフェノール、クエン酸、カルシウム、ビタミン、ミネラルなど多くの栄養素が含まれています。

果実や葉は、ヨーロッパでは「心臓に良いハーブ」として強心薬や炎症、消化不良に利用されており、煎じた液は胃の不調、消化不良、慢性下痢などの生薬として使われてきました。

血流の流れをスムーズにしたり、高脂血症の予防や強い抗酸化作用により、病気や老化の原因と言われる活性酸素を除去する効果があります。

毛細血管を元気にする
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下肢静脈瘤の改善をサポートするハーブ

下肢静脈瘤の症状として「むくみ」や「足のだるさ」が挙げられますが、ハーブのもつ成分が症状改善をサポートしてくれます。
たとえばローズマリーやハイビスカス、ローズヒップやハトムギ、ジュニパーなどのハーブには利尿作用があり、体内に溜まった余分な水分や毒素を排出させる働きをもっています。ハーブティーやスパイスとして手軽に摂取できるものもありますので、お気に入りのハーブを見つけてみてはいかがでしょうか。

ブッチャーズブルーム

お肉屋さんが箒(ほうき)としてまな板の掃除に使っていたことからその名がついたとされる、北西ヨーロッパなどが原産のユリ科の植物・ブッチャーズブルーム。その茎根に含まるルスコゲニンとネオルスコゲニンには、むくみ改善や毛細血管の修復、溶血作用や造血作用を高める働きがあることから、下肢静脈瘤の予防に有効とされています。それ以外にも、利尿作用や便秘解消、体内の脂質やコレステロールの酸化防止、毒素の排出など、様々な効果が期待できるハーブです。

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西洋サンザシ

バラ科の落葉樹であえる西洋サンザシは、ビタミン・ミネラル・食物繊維などがバランスよく含まれていることから、血行促進や消化吸収を助ける漢方として利用されています。なかでも高い抗酸化力を持つサポニンやカテキンがむくみ改善に有効とされており、下肢静脈瘤の予防・改善におすすめ。主にサプリメントや濃縮エキス飲料で摂取することになりますが、生薬として化粧品や健康食品に使われたり、果実酒の原料にもなっています。

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ルイボス

ルイボスはハーブの一種で、ルイボスティーとして多くの人に愛飲されています。強い抗酸化作用力や代謝促進効果があるため、下肢静脈瘤や毛細血管の改善に役立つでしょう。お茶として飲む場合は、ノンカフェインなので妊娠中でも安心して飲むことができます。

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ローズマリー

シソ科マンネンロウ属であるローズマリーは、食用だけではなく香料や外用薬としても活用されています。ローズマリーに含まれる成分ではロスマリン酸が有名ですが、ジオスミンにも注目。フラボノイド類のジオスミンには血行促進作用があるため、下肢静脈瘤の足のむくみにも効果的です。
ローズマリーは葉をそのままスパイスとして使用したり、肉料理や魚料理の香りづけにしたりと飽きずに摂取できます。また、ビネガーに漬けこむのもおすすめです。

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ハイビスカス

ハイビスカスはアオイ科フヨウ(ハイビスカス)属の植物です。色鮮やかな花をもつことから観賞用として好まれていますが、豊富な栄養素をもっており、食用としても重宝されています。ハイビスカスにはクエン酸やリンゴ酸、ハイビスカス酸、ビタミン・ミネラル類など美容や健康に良い成分がたくさん。とくにカリウムは利尿作用があり、体内に溜まった毒素や水分を排出してくれるため、下肢静脈瘤のむくみにも効果的。ハイビスカスティーやハイビスカスジャムなどで摂取すると良いでしょう。

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ハトムギ

健康や美容に良いものとして広く知られているハトムギ。南アジア原産のイネ科ジュズダマ属の植物であり、お茶やサプリメント、化粧品などで摂取している方も多いのではないでしょうか。ハトムギは飢饉時の非常食として重宝されていた歴史をもち、1884年には保健食として健康維持に欠かせない食材として扱われてきました。下肢静脈瘤の症状に関してはハトムギのもつ“デトックス効果”が有効であり、利尿作用や便秘解消によってむくみ改善につながります。

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ローズヒップ

赤い小さな実で知られているローズヒップは、バラ科バラ属の植物です。小さな実にビタミンCを豊富に含むことから「ビタミンCの爆弾」と称されており、第二次世界大戦中のイギリスにおいては壊血病を防ぐための食材として重宝されていたといいます。ビタミンCは美容にも欠かせない成分のため、今日ではローズヒップを美容目的で摂取する方が多いかもしれませんが、利尿作用もあるため下肢静脈瘤のむくみにも効果的です。

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ジュニパー

ヒノキ科ビャクシン属の低木であるジュニパーは、実(ジュニパーベリー)をお酒のジンの香りづけとして使われているハーブです。ジンの香りづけ以外にも肉料理の臭み消しやお茶、化粧水、精油など幅広く活用されています。ジュニパーには解毒作用や利尿作用があり、その効果の高さは腎臓機能の回復にも役立ちます。下肢静脈瘤のむくみ改善にも効果的であり、ジュニパーティーやジュニパー入りビネガーで摂取するのがおすすめです。

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下肢静脈瘤に効果的なハーブ類を上手に摂取するには

ハーブ類は香草として、刻んで料理に入れると摂りやすいといえます。

また、香りが良いものはリラックス効果もあるので、寝る前にホットハーブティーとして飲むのもおすすめです。

ハーブ類を使ったレシピ

レモン入り爽やかルイボスティー

レモンを洗い半分にカットします。半分は果汁を絞り、もう半分はスライスして切れ込みを入れます(グラスのふちに刺せるように)。

グラスにミントの葉を入れ、マドラーでつぶして香りを出します。レモン果汁とハチミツを混ぜておきます。

グラスに氷をたっぷり入れ、アイスルイボスティーを注ぎます。グラスにレモンスライスとミントを飾って完成です。

ハト麦の長芋豆乳スープ

乾燥ハト麦を柔らかくなるまで水に浸して、沸騰した鍋のお湯で15~30分煮ます。たまねぎを薄切りに、長芋は粗みじん切りにします。

フライパンにバターを溶かし、たまねぎに透明感が出るまで炒めます。水、長芋、コンソメ、煮たハト麦を合わせて鍋に入れて中火にかけます。

最後に豆乳を加え、塩と胡椒で味を整えれば完成です。

ローズマリー豆腐ハンバーグ

木綿豆腐をレンジで600W1分30秒ほど加熱します。みじん切りにしたたまねぎをフライパンで炒めて粗熱を取ります。

豚ひき肉と炒めたたまねぎ、刻んだローズマリーを粘りが出るまで混ぜます(塩コショウも適量加える)空気を抜くように形を整え、フライパンで中まで火が通るまで加熱します。

お皿に盛り付けて完成です。

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