不安をなくそう!下肢静脈瘤のやさしい解説まとめ

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番外・自分で治すことはできる?

ここでは下肢静脈瘤を自分で治すことができない理由と症状を軽減させる方法について解説しています。

自然治癒することはない下肢静脈瘤

下肢静脈瘤は血管がボコボコと浮き出て見た目にはよくないですが、良性の疾患のため治療をしなくてもただちに健康を損なうということはありません。

それだけに放っておけばそのうち良くなるのではないかと考えてしまいがちなのですが、残念ながら自然に治る病気ではありません

人間の体には可逆的(元に戻る)なものと不可逆的(元には戻らない)ものがあります。下肢静脈瘤はよほどのことがない限り命に関わる病気ではありませんが、不可逆的で徐々に進行していきます。

なぜかというと下肢静脈瘤は静脈の逆流防止弁が物理的に壊れてしまって起こる病気だからです。弁が壊れると心臓へ戻るはずの血液が逆流して停滞するばかりですので、症状は悪化していきます。

逆流防止弁を修復する方法はないため、静脈瘤が起こっている血管ごと除去するしかありません。自分の力で治すことができるような性質のものではないということを覚えておきましょう。

症状を軽減したり遅らせることは可能

下肢静脈瘤になると足の血管が浮き出るといった見た目だけでなく、血液うっ滞により足がだるい・重い、むくむといった症状が出ます。

軽症の場合はこうした症状を軽減したり、下肢静脈瘤の進行を遅らせたりする方法がないわけではありません。

自分でできて最も効果的な方法は弾性ストッキングの着用です。足首から段階的に圧迫することで、血液が下から上に流れやすくなるので足のむくみやだるさを解消する効果が期待できます。

できれば市販されているものではなく、医療機関で販売している弾性ストッキングを着用することをおすすめします。

また、睡眠時に足元を15センチほど高くしておくと静脈の血行が良くなりむくみの解消につながります。

このような方法によって体が楽になることはあるでしょう。しかし繰り返しになってしまいますが、決して下肢静脈瘤が治るわけではありません。

基本的には進行していくものですので、発症してしまったら重症になる前に医師に相談して速やかに治療を受けるべきです。