不安をなくそう!下肢静脈瘤のやさしい解説まとめ

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うっ滞性皮膚炎

ここでは色素沈着や湿疹などの症状が出るうっ滞性皮膚炎と足の静脈瘤の関係、治療法などについて解説しています。

色素沈着や湿疹は下肢静脈瘤進行のサイン

下肢静脈瘤(足の静脈瘤)は静脈が浮き出て瘤のようになったり、足のむくみやだるさなどが代表的な症状ですが、治療をせずにそのまま放置していると、足の皮膚にさまざまな変化が生じるようになります。

まず皮膚に赤・茶色の斑点や紫斑が現れ、徐々に茶色から黒っぽく変化していきます。これは色素沈着と言って足に溜まって行きどころを失った血液が染みだしてできるものです。

黒くなってしまうのは血液に含まれる鉄分が酸化するからで、下肢静脈瘤が原因となって色素沈着が起きるとあざのようになってなかなか消えなくなります

このような状況になってからさらに放置してしまうと、色素沈着を起こした部分の皮膚がザラザラになり湿疹(静脈性湿疹)が出てかゆくなります。

かゆみや湿疹は主に足首や静脈瘤の周辺で発生し、血管の中の血液がうまく循環しなくなることで起きます。さらにかゆくなった部分が炎症を起こすと、うっ滞性皮膚炎と呼ばれるようになります。

うっ滞性皮膚炎とはどんな病気か

うっ滞性皮膚炎は下肢の血行障害によって足の下3分の1にできやすい慢性の皮膚炎で、下肢静脈瘤と合併して起こることが多いとされています。

症状は色素沈着やかゆみを伴う湿疹などで、うっ滞性という名の通り血液が静脈内で停滞してしまう状態が長く続くことにより、血管から皮膚への酸素や栄養の供給が不足することが原因と考えられます。

治療法としては皮膚科などでは湿疹に対してステロイドや抗アレルギー薬などの外用薬が使用されることがあります。

外用薬により一時的にかゆみが治まることがありますが、ベースにあるのは静脈瘤などによる血液の循環障害ですのでそれだけでは根本的な治療にはなりません。

静脈の血行障害を改善させるのが治療の基本となるので、弾性ストッキングや弾性包帯の着用も一定の効果が期待できますが、最終的にはレーザー療法や高周波(ラジオ波)カテーテルなどにより静脈瘤に対する治療を行うことが必要になります。