Tie2(タイツ―)とは、毛細血管の内皮細胞(内側)に存在する受容体。Tie2を元気にすることが、毛細血管の老化・劣化の予防に繋がります。
Tie2受容体を元気にする植物のこと。中国やインドで昔から香辛料や民間薬として使われてきたコショウ科の植物「ヒハツ」が代表的です。
他にも月桃葉、ブルーベリーの葉・茎、シナモン、ルイボス、サンザシなどがあり、普段の生活ではなかなか摂取できない食材のため、サプリメントで摂るのが効率的です。
毛細血管は外側の「壁細胞」、内側の「内皮細胞」の二重構造になっています。壁細胞からは「アンジオポエチン-1」という成分が分泌され、内皮細胞に存在する受容体Tie2が活性化することで、内皮細胞の1つ1つと壁細胞が隙間なく密着し安定を保っています。
しかし、紫外線や生活習慣の乱れ、ストレス、加齢により壁細胞がダメージを受けると「アンジオポエチン-1」の分泌が少なくなります。
そうなると受容体のTie2も活性化しないため、密着すべき壁細胞と内皮細胞に隙間が生じ、そこから血液や栄養素が漏れだしてしまいます。
これが毛細血管の老化の始まりなのですが、私たちはそれを完全に防ぐことはできません。しかし、ダメージを修復することはでき、近年、研究により受容体Tie2を活性化する食材が分かってきました。
「Tie2植物」と呼ばれる、ヒハツ・サンザシ・シナモン・スターフルーツ・インディアンデーツ・かりん等を意識して摂るとともに、高濃度で抽出したサプリメント、化粧品を毛細血管のエイジングケアにうまく活用すると良いでしょう。
体内で酸素と栄養を運ぶ血液の通り道が血管であり、内側の内皮細胞と外側の壁細胞がしっかりくっつくことで安定した状態を保っています。ところが、加齢によって内皮細胞と壁細胞のくっつき方がゆるんで隙間ができると、栄養や酸素が漏れてしまいます。
また、体内の組織の老廃物を回収するリンパ管の内皮細胞に隙間ができると、水分や老廃物がたまり、膨らんでしまいます。これがむくみの正体です。
このような血管やリンパ管の老化を予防する効果があるとされているのが、内皮細胞に発現するTie2。Tie2は、壁細胞から分泌されるアンジオポエシン-1と結合して内皮細胞と壁細胞の接着を促し、血管を健康にします。リンパ管でも同じメカニズムで老化を防止し、むくみを改善するほかシワの予防、関節ケア、中性脂肪の回収、メタボ予防などが期待できるとされます。
Tie2活性化によって血管が守られ、老化を防ぐことができる——これを証明するための実験が行われています。
マウスに紫外線を照射する実験では、Tie2活性化作用があるとされるスターフルーツ葉エキスを摂取したマウスは皮膚バリアの指標となる水分蒸発量が抑えられる傾向が確認されました。また、同時に顕著なシワ抑制効果も認められたということです。
血管老化予防を調べる実験に関連して、塗布によるシワ抑制効果の研究も進められています。スターフルーツ葉は美容系の素材として注目を集めることになりそうですが、同じようにTie2活性化作用が認められているヒハツエキスも有力な素材といえるでしょう。
血管の内皮細胞と壁細胞の接着を促し、血管自体を健康で安定した状態に保つ効果があります。
血管に対する作用と同じで、むくみやシワを予防する効果があります。
血管やリンパ管が健康になることで、スリミングや関節ケア、中性脂肪の排出促進、メタボ予防、育毛、アイケア、ED予防などさまざまな効果をもたらす可能性があります。
木綿豆腐を水切りして一口大に切ります。たまねぎをくし切り、人参を3cmの短冊切り、ニラは3cm幅、ランチョンミート3cm幅に切り揃えます。
和風だしの素小さじ2、みりん小さじ1、醤油小さじ1、塩適量、ヒハツパウダー適量を混ぜて調味液にします。
フライパンでそれぞれ具を炒めて火が通ったら調味料を混ぜ合わせて完成です。
かぼちゃを一口大に切って火が通るまで茹でます。たまねぎは細くスライスします。豆乳大さじ2、マヨネーズ大さじ1、塩適量、ヒハツパウダー適量を混ぜ合わせておきます。
フライパンにオリーブオイルを熱してたまねぎをしんなりするまで炒めます。かぼちゃと炒めたたまねぎを耐熱皿にのせ、調味料を混ぜ合わせた豆乳をかけます。
その上にチーズを載せて200度のオーブンで6~7分熱すれば完成です。
鶏肉に塩こうじとヒハツパウダーをもみこみます(ヒハツパウダーは適量)。フライパンにサラダ油を敷き、中火~強火にして鶏肉の両面に焦げ目がつくまで焼きます。
フライパンに蓋をして火を弱火にして2分程加熱して中まで火が通れば、お皿に盛り付けて完成です。
ヒハツはコショウ科の植物です。一般入手困難ですが、香辛料が充実しているお店を探せば見つけられるので、むくみが気になる方はうまく活用して食生活に取り入れましょう。
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