ここでは、血管壁を強化して、拡張を防ぐ「ビタミンP」の働きや豊富に含まれる食材について紹介しています。
下肢静脈瘤の予防には、静脈の血管壁を強化し、血管の拡張を防ぐことが重要です。
「ビタミン様」物質と呼ばれており、ルチン・ヘスペリジンなどの総称です。
ルチンは蕎麦に多く含まれ、ヘスペリジンは、ポリフェノールの一種で柑橘類(特に熟す前の青果)の皮や袋、筋に多く含まれます。
皮ごと食べられる金柑のような柑橘や、温州みかんやオレンジを内皮や筋を取らずに食べたり、皮や種ごと絞ったコールドプレスジュースを利用すると効率よく摂取できます。
静脈が弱って柔軟性がなくなると、下肢に血液が滞留して、静脈の内側にある逆流防止弁が壊れていきます。
ヘスペリジンやルチン等の「ビタミンP」には、血管を強化して柔軟性を保つ作用が代表的です。
また、同じビタミンのB群やCも、血管壁の強化作用があります。また、ビタミンB群やDも同様に、血管壁の強化に働きます。
そのほかにも、血流の改善、血中のコレステロールや中性脂肪を改善し、血液をサラサラにする作用があるといわれています。
次に、血清中性脂肪を抑制させる働きです。食べ物から摂った脂肪は小腸から吸収され、カイロミクロンとなって肝臓に運ばれます。
肝臓では中性脂肪やコレステロールが合成されていますが、大量に中性脂肪が合成されると、高中性脂肪症の原因となり、動脈硬化のリスクになります。
ヘスペリジンは肝臓の中性脂肪やコレステロールの合成量を低下させることで、VLDL(超低比重リポたんぱく質)の合成・分泌を抑制し、血中の中性脂肪量を正確に保つ働きがあります。
鶏モモ肉は蒸して食べやすい厚さにスライスします。スダチは2mm間隔でスライスします。鍋たっぷりの沸騰したお湯で蕎麦を茹でます。
蕎麦が茹で上がったら冷水で〆て器に盛り付けます。よく冷やしためんつゆをそそぎ、すだちを盛り付けます。お好みでネギをトッピングして完成です。
カイワレと水菜を4~5cmの長さに切り、合わせて豚バラで巻き、塩コショウで下味をつけます。白菜を1cm幅に切り、鍋に白菜を敷き詰めます。
お好みでレモンやスダチを輪切りにしてトッピングします。鍋にシークワーサー果汁とめんつゆを注ぎ、蓋をして加熱します。
野菜と豚肉に火が通ったらシークワーサー鍋の完成です。
醤油・みりん大さじ3、酒・水大さじ2、砂糖大さじ1と、細切りにした柚子皮、薄切りにした生姜をフライパンに入れて火にかけます。
ふつふつと沸いてきたら鯛の切り身をいれます。弱火にしてキッチンペーパーで落し蓋をして、スプーンで調味料をかけて染み込ませます。
切り身に火が通り、汁気がなくなってきたらお皿に盛り付けて完成です。
ビタミンPが豊富な食材には、さっぱりしたものが多いといえます。
蕎麦や柑橘類は比較的手に入れやすく、様々な料理に合わせやすいのでうまく普段の生活に取り入れましょう。
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