不安をなくそう!下肢静脈瘤のやさしい解説まとめ

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レーザー

ここではレーザー治療とはどのような方法で足の静脈瘤を治療する手術なのかを解説しています。

下肢静脈瘤のレーザー治療の基本情報

  • 保険適応:△
  • 治療費用相場:4~6万円(3割負担)
  • 治療時間目安:30分~1時間
  • 日帰りの可否:可
  • 麻酔の方法:局所麻酔

体への負担が少なく日帰り治療が可能

レーザー治療とは、静脈にレーザーファイバーを挿入してレーザーを照射することによって内側から静脈を焼いて閉塞させてしまう血管内治療法の一つです。

閉塞した血管は機能しなくなり数ヶ月経つと繊維化(ひも状)して最終的には吸収されて消失してしまうので、ストリッピング手術とほぼ同じ治療効果を得ることができます。

ストリッピング手術では静脈を引き抜くために足のつけ根と膝の2ヶ所を切開する必要がありますが、レーザー治療の場合は膝部分から針を刺すだけで、足のつけ根までレーザーファイバーを入れるので体への負担が少なくて済みます。

静脈を取り出すわけではないので傷も残りにくい治療です。また局所麻酔で行われるので、日常生活への復帰も早いのが特長です。

健康保険適用レーザーが普及している

さて、下肢静脈瘤の治療では様々な波長のレーザー機器が用いられるのですが、日本では2011年にELVeS 980nmレーザーが初めて医療機器承認を取得し健康保険が適用されるようになりました。

その頃から徐々に医療機関にレーザー機器が導入されるようになりましたが、この980nmレーザーは血管処理能力が弱く、手術後の出血や痛みが強いという問題点がありました。

そのため痛みの少ない1470nmや2000nmの自費診療のレーザーを選択する人も少なくなかったのですが、2014年からはELVeS 1470nmレーザーが保険適用になり一気に普及するようになりました。

レーザーはストリッピング手術と比べて負担も少なく、日帰り治療も可能ということもあって欧米ではかなり前から注目されていましたが、現在では日本でも下肢静脈瘤の治療法として主流になりつつあります

レーザーが適応できる症例

レーザー手術はストリッピング手術と同様、血管が足の表面に浮き出てくる伏在型静脈瘤に対して適用される治療法です。

以前はストリッピング手術が主流でしたが、2014年から痛みの少ないELVeS 1470nmレーザーが保険適用になって以降、ストリッピング手術とほぼ同じ効果が得られ且つ患者さんの負担が少ないレーザー手術を導入する病院が増え、近年ではより細いレーザーファイバーによる治療ができる病院もあるなど、現在では下肢静脈瘤治療の主流となったといってよいでしょう。

他の施術と比較してのメリットデメリット

手術による効果はストリッピング手術とほぼ同じといわれており、それでいて皮膚を切開するストリッピング手術と比べて静脈の中にカテーテルとを挿入するレーザー手術の方が傷口が小さくて済むのも大きなメリットです。

加えて下肢静脈瘤のレーザー手術には血管内レーザー焼灼術の資格が必要になることや、保険適用からすでに数年経過していることもあり、安全面においてもレーザー手術の方が優位といえます。

デメリットとしては、静脈瘤を抜き取ってしまうストリッピング手術に比べて再発の可能性があることや、血管が太すぎたり蛇行していたりすると適用できない場合があること、病院によってストリッピング手術より多少費用が高くなることなどが挙げられます。

手術方法がほぼ同じラジオ波治療と比較すると、その効果に大きな差はありませんが、ラジオ波の方がむらなく静脈壁を焼灼できるのに対し、レーザー手術は静脈壁の焼灼にばらつきが出てしまうようです。

高位結紮術については、それのみでは下肢静脈瘤は完治しない可能性があることや再発率の高さにおいて、レーザー手術の優位はいうまでもありません。

また、高位結紮術、レーザー手術共には局所麻酔による日帰り治療が可能なため、患者さんへの負担においても大きな違いはないといえるでしょう。

レーザーで起こるトラブル

手術の数ヶ月後に閉塞した血管が再び開く「再疎通」があるようですが、これは極めて稀なケースであり、基本的にレーザー手術は負担の少ない安全な治療法といえます。

しかしながら、レーザー手術に至る前に、食生活の改善や適度な運動といった予防を行うことがより重要です。

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