カリウム&不溶性食物繊維たっぷりで低カロリー。セロリでむくみ便秘解消して下肢静脈瘤対策。
セロリはセリ科の野菜で、紀元前からヨーロッパの山岳地帯に広く自生していました。紀元前8世紀の古代ローマ・ギリシャ時代から香料や薬草として使用されおり、食用として栽培が始まったのは17世紀からといわれています。日本に伝わったのは16世紀の終わりごろですが、独特の強い香りのためあまり普及せず、昭和30年頃に食文化が洋風化してから身近な存在となり始めました。
セロリは葉、茎、実とほとんどの部分を食用にすることができ、独特の香りと食感がある野菜です。生で食べたり、肉や魚の臭みをとったりするためにも使用されます。ビタミン類や食物繊維を豊富に含み高い栄養価を持っているのが特徴です。
葉の部分に葉、ビタミンB1やB2が多く含まれており、他にもβカロテン、ビタミンC、食物繊維が豊富です。セロリにある独特の香りは、主にアイビン、セネリンという栄養素からできており、気持ちを落ち着かせてイライラするのを抑える効果があるとされています。
またミネラルで特に多いのがカリウムです。カリウムが多い食材はスイカが有名ですが、100gあたりに含まれる量は、セロリの方が3倍も多いです。
セロリの95%は水分のため、低カロリーです。その中で下肢静脈瘤に有効なのが不溶性食物繊維です。腸の動きを活発にすることで便通を良くし、下肢静脈瘤を予防します。
便秘になると便で腸が膨らんでしまい臓器を圧迫するので腹圧が上がります。そうなると下大動脈が圧迫され静脈圧も上がります。結果的に静脈の逆流防止便に負担がかかり、下肢静脈瘤の原因となります。
食物繊維は腸で吸収されずにそのまま体外に排出される成分ですが、腸内環境を整え、便のカサを増すことで便秘を解消します。
カリウムには利尿効果があるので余分な水分を排泄してくれます。
また、セロリはビタミンCが豊富で、100gあたり7mgの量が含まれているのが特徴。ビタミンCは抗酸化作用と酵素を助ける作用があり、免疫力を高める効果が期待できます。体内の細胞を傷つける活性酵素を除去して、血管を守るので下肢静脈瘤の予防にも繋がるでしょう。
葉付きセロリの茎の部分は3~4cmの細切りにして塩を振ってしんなりさせてから水気を取ります。
葉の部分は千切りにして水に浸してから水気を切ります。大根でツマを作ります。生のイカに塩を加え熱湯にくぐらせます。
ボウルに練りからし少々、醤油大さじ1、みりん小さじ1を合わせ、イカ・大根・セロリの茎を和えます。器に盛り付け、セロリの葉を飾れば完成です。
鶏むね肉を食べやすい大きさにカットして麹甘酒・塩麹を絡めて10分程放置します。
厚揚げ・セロリを2cm角に切り、人参は細切りにします。フライパンに油を指揮、鶏肉に火が通るまで炒めます。
にんじん、セロリ、油揚げの順番にフライパンに加え、醤油大さじ2、昆布だしの素大さじ1/2を入れます。
食材全体に火が通ったら器に盛って出来上がりです。
カブ3~4個、にんじん3本をいちょう切りにします。セロリ3本の筋をピーラーで取り除き5mm幅に切ります。
たまねぎ1玉は薄切りにします。大きなボウルに切った食材を合わせ、お酢2カップ、砂糖大さじ8、塩小さじ1を入れて混ぜます。
密閉容器にうつして、冷蔵庫で冷やすとともに食材に味を染み込ませれば完成です。
セロリの独特なにおいが苦手な方でもレモンなどの柑橘類と合わせると食べやすくなります。
野菜の中でも食物繊維とカリウムの含有量はトップクラスですので、むくみや下肢静脈瘤の予防には一押しです。
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