身体的にも精神的にも高い健康効果を持っている高麗人参。「花と実」の部分より「根」の部分にバランス良く栄養が含まれています。サプリメントや粉末など、効率的かつ手軽に摂取できる商品が多数あるので、生活に取り入れると良いでしょう。
高麗人参とはウコギ科の薬用植物の根っこのことを指し、オタネニンジンという別名も持っています。高麗人参は中国東北部から朝鮮にかけて生殖しており、古くから東洋人にとって高い滋養強壮剤を持つ食材として知られてきました。
中国で昔から上薬(命を補う薬)として知られており、2000年ほど前の古典書にも、高麗人参のことが記されています。日本には奈良時代に伝わり、当時は高価な食材とされており、一部の人しか口にすることができませんでした。江戸時代頃から日本でも栽培されるようになり、徳川家でも愛用されていたとの記録が残っているようです。
高麗人参に含まれるサポニン成分の「ギンセノシド」には、中枢神経系を抑えるRb群と、反対に興奮させるRg群とに分けられ、外界におけるストレスか体を守るよう、自律神経の働きをコントロールする作用があるとされています。
その他にも疲労回復、食欲不振、血行不良、冷え性の改善など多くの効果が期待できるとされ、現在も各地で広く愛用されている植物です。
高麗人参に豊富に含まれるサポニンにはさまざまな健康効果を発揮する働きがあり、その効果は「漢方の王様」と呼ばれるほどです。高麗人参は今でもサプリメントや粉末になって、人々の健康を支えています。
低血圧を予防したり貧血を予防したり、脳の機能を改善したりなど、身体にとってさまざまな嬉しい働きをする高麗人参。動脈硬化を防ぐ効果もあるので、摂取すれば下肢静脈瘤を予防することにも繋がります。
加えて中性脂肪の数値を下げ、コレステロールの排出を促す働きにより、動脈硬化の老化を防ぐことが可能です。また、コレステロールや脂肪が蓄積して血管が詰まる危険性が減ることで、脳卒中や心筋梗塞の予防にも役立つでしょう。
悪玉コレステロールが高値になると血液がドロドロになり、下肢静脈瘤の原因となってしまいます。高麗人参に多く含まれるサポニンには、血中コレステロールのコントロールをする作用があるので、血液をサラサラにして、下肢静脈瘤を予防する効果が期待できます。
また、マグネシウムや鉄分、ミネラルなども多く含んでおり、体の水分量の調節をすることによって、むくみの予防にも繋がります。外界からのストレスは、体の免疫が落ち、ホルモン分泌などに異常をきたし、体の不調の原因になります。高麗人参に含まれるギンセノシドには、ストレスから体を守り、自律神経の働きをコントロールする働きがあるので、さまざまな不調の予防に繋がります。
カブ2個とウインナー80gを食べやすいサイズに切り、金時にんじんとタマネギは1cm角に切ります。タマネギとウインナーをバターで炒めて、タマネギが透き通ってきたらカブと高麗人参を加えて全体的に炒めます。
軽く炒めたら、水100mlと固形コンソメ2個を入れて沸騰するまで蓋をします。中火で10~15分煮込みましょう。
野菜に火が通ったのを見計らって、豆乳350ccと高麗人参の粉末小さじ0.5杯を加え、アクをとりながら一煮立ちさせます。最後にお好みでコショウを加えれば完成です。
サツマイモ2分の1個を3mmくらいのイチョウ切りに切り、タマネギ3分の1個は薄く、ベーコン2枚は食べやすいサイズに切っておきます。ボールに卵2個を割り、高麗人参粉末5gを加えて溶きます。
フライパンにオリーブオイルを入れてサツマイモを炒め、火が通ったらタマネギとべーコンを加えてさらに炒めます。サツマイモにしっかり火が通ったら卵の中に炒めた具材を全て入れ混ぜます。
塩コショウで味を整え、スキレットにオリーブオイルを塗り弱火で温めます。スキレットに混ぜた具材を流し込み、蓋をして2~3分加熱します。焼き目がついていたらひっくり返し、さらに三分加熱したら完成です。
鶏肉、ナス、エリンギ、ネギを一口大に切り、鶏肉は醤油小さじ1杯、酒小さじ1杯をかけてもみこみます。片栗粉をまぶして180度に熱した油で2分ほど揚げます。
そして切ったナスを30秒ほど素揚げにします。フライパンに油を少々入れ、エリンギを軽く焦げ目がつくまで炒めます。
炒まったら豆板醤大さじ1杯を入れ、香りがたってきたら先ほど揚げた鶏肉とナスを加え、オイスターソース大さじ2杯、コチュジャン大さじ1杯、お酒大さじ3杯、高麗人参粉末小さじ1杯を加え良く混ぜ合わせます。
最後にネギを入れて弱火で約2分炒めたら完成です。
酒に漬けたり、根っこを天麩羅にしたりなど、さまざまな調理方法で摂取されている高麗人参。健康効果の高い食品として多くの健康食品にも配合されています。
また、料理としては韓国料理の「参鶏湯」が代表的で「食べる漢方薬」と呼ばれるほど高い滋養強壮効果を誇っています。なお、高麗人参は粉末で摂取することもでき、お茶に溶かしたり料理に振りかけたりなど、手軽に摂取することが可能です。自分の食生活に合った摂取方法で、積極的に取り入れると良いでしょう。
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