きのこは栄養が豊富な食材として注目されていますが、下肢静脈瘤の人も積極的にとりたい食材です。ここではきのこの特徴と、下肢静脈瘤に効果的な働きを詳しく紹介していきます。
きのこは、不溶性食物繊維を多く含む食べ物です。しいたけは100g中3.0g、マイタケは100g中2.4gの不溶性食物繊維が入っています。
不溶性食物繊維は水に溶けない食物繊維であり、水を含んだときにカサが増すため、腸のぜん動運動を活発にする効果があります。
腸の動きが良くなると余分な老廃物を排出しやすくなり、むくみの解消に繋がります。ただし、大量にとり過ぎると腸に負担がかかり過ぎてしまうので、適量をとることが大切です。
きのこに含まれる不溶性食物繊維は体内で消化されず、腸内で余計な脂質や老廃物などを巻き込んで排出されます。そのため、血液がきれいなまま保たれ、血管の詰まりや圧迫が起こりにくい状態に。
むくみや血圧の上昇が起こりにくくなっています。下肢静脈瘤ではむくみが起こっている場合が多いので、きのこ類をとることでむくみを解消する効果が期待できるでしょう。
また、動物にきのこを食べさせる実験によって、ぶなしめじの成分には免疫増強作用や抗酸化作用があることがわかっています。また、なめこ・えのきたけ・ぶなしめじを食べさせた実験では、血流を改善する効果が確認されています。
きのこの種類や含まれるβグルガンの種類によって効果に差はあるものの、きのこ類は下肢静脈瘤の緩和に役立つでしょう。
細胞が活性酸素によるダメージを受けると、動脈硬化や生活習慣病につながります。抗酸化作用が強いほど、活性酸素の働きを抑えてくれる効果が大きくなるので、下肢静脈瘤の原因となりやすい生活習慣病を予防できます。
なめこ50g、トマト2分の1個、キュウリ3分の1本を用意します。まず、なめこに熱湯をかけて、下ごしらえをしておきましょう。
次はトマトを乱切り、キュウリは一口サイズに切ります。なめこ・トマト・キュウリを混ぜ合わせ、上からレモン汁を小さじ1、ポン酢を大さじ2分の1、山椒をすこし振りかければ完成です。
簡単にできて、副菜にもとりいれやすいメニューです。お好みで、上からレモンの皮を振りかけても美味しく頂けます。
エリンギ1.5本を、縦に6つに切り分けます。次にフライパンを加熱し、油通しをして、エリンギをしっかりと炒めましょう。
エリンギに火が通ったら、日本酒を大さじ2分の1回しかけてさらに加熱。アルコールが飛んで、エリンギがしんなりとしたところで、マヨネーズ大さじ2分の1、醤油小さじ2分の1を入れて軽く炒めます。
最後に、塩コショウと七味唐辛子を上から少し振りかければ出来上がりです。少しピリ辛ですが、マヨネーズでマイルドにできるので、子どもがいる家庭でもとりいれやすいメニューです。
しいたけとマッシュルーム、えのきを少量ずつ切り分けます。加熱しやすいように、しいたけとマッシュルームは薄切りにしておきましょう。
コクを出すためにベーコンも少量使います。細切りにしたベーコンは、油通ししたフライパンで加熱しておきましょう。
軽く炒めたら、しいたけ・マッシュルーム・えのきも投入し、しんなりするまで炒めます。すべて食材に火が通ったら、卵1.5個とマヨネーズ大さじ1をボールに入れて混ぜ合わせます。
卵が混ぜ合わせた後は、パセリと塩を少々入れて、フライパンに生地を流し入れましょう。後は卵に火が通ったら完成です。
きのこ類が持つ抗酸化作用は、ビタミンCの抗酸化作用よりも強いといわれています。また、肥満抑制やコレステロール低下作用もあるため、下肢静脈瘤の原因となる肥満や脂質異常を予防するのに役立ちます。
きのこ類は摂取カロリーが低いので、バターやマヨネーズとあえて食べるのもおすすめです。一般的に高カロリーといわれる食材と合わせても、罪悪感なく食べられます。
干ししいたけは旨味成分が強く、ビタミンDが含まれているので、生のきのこ類だけでなく乾物も定期的にとるのが良いでしょう。
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