血液をサラサラにする成分で、下肢静脈瘤予防に効果的。硫化アリル(アリシン)、ケルセチン豊富なたまねぎ。
和洋中あらゆる料理に使われ、値段の安さや保存のしやすさから常備菜の定番ともいわれるたまねぎ。
スーパーなどで一年中みかける茶色い見た目のものは「辛タマネギ」という品種で、収穫後に乾燥させたもの。一方、春先に出回る「新玉ねぎ」は収穫後すぐに出荷されるため、水分が多く辛味が少ないことから生食に向いています。
なお、「葉玉ねぎ」とは品種名ではなく、玉ねぎの「玉」の部分が膨らみかけている時期に緑の葉がついたまま収穫したもののことをいいます。
たまねぎには血液粘度を低下させ血液をサラサラにする効果がある硫化アリル(アリシン)を豊富にふくみます。これはたまねぎの辛味成分です。
また、色素や独特な渋み成分であるポリフェノールの一種ケルセチンが含まれ、高い抗酸化力により血管が健康に保たれることで下肢静脈瘤の予防に繋がります。
硫化アリル(アリシン)は、血液の凝固を抑制する働きがあります。それにより血液粘度が下がり血流がスムーズになります。
下肢静脈瘤だけでなく高血圧、脳梗塞、動脈硬化などの予防にも効果的です。
また血糖値の上昇を抑える作用もあるので、中性脂肪やコレステロールが気になる方にもおすすめ。
ケルセチンは、抗酸化力があるので血管内の活性酸素を除去するため、下肢静脈瘤の原因となる血管の炎症を抑え、血管の損傷を防ぎます。
男性に比べて女性の方が心疾患が少ないのは、血圧や血糖値を下げるケルセチンを含むフロボノイドを多く摂取しているからともいわれています。
たまねぎ2~3個を半分に切ります。ベーコンは5~6枚を2cm幅に切ります。バター30gを鍋に入れて加熱して切ったたまねぎとベーコンを炒めます。
バターが全体に回ったらニンニクとブイヨンを加えます。全体を混ぜ、水を具全体が十分つかるくらい入れます。
たまねぎが柔らかくなるまで煮込んで、塩、コショウ、お好みのスパイスで味を整えれば完成です。
たまねぎを1cm幅に切ってばらばらにします。ペーパーをかぶせて軽く水気を吸います。
全体に塩コショウを振ります。たまねぎに小麦粉をまぶしてしばらく置きます。
フライパンに油を注ぎ180度に熱します。小麦粉をまぶしたたまねぎを油に入れ、きつね色になるまで揚げます。
揚がったら熱いうちにカレー粉と黒コショウをまぶして、お皿に盛り付ければ完成です。
豚肉は食べやすい大きさに切ります。
たまねぎは繊維に沿って1cm幅にスライスして2~3分水にさらし、ザルに上げて水気をきります。パプリカはヘタを取り5mm幅に千切りにします。
袋に豚肉と塩こうじを入れて揉み込み、冷蔵庫で30分~1時間寝かせます。鍋にお湯を沸かし、豚肉を茹でて氷水で冷やします。
ボウルにポン酢大さじ4、砂糖・ごま油大さじ1を混ぜ合わせ、たまねぎ・パプリカ・豚肉を加えて和えます。
冷蔵庫で30分ほど味をなじませれば出来上がりです。
たまねぎは煮物・炒め物・サラダなど普段の料理に使いやすく、むくみや下肢静脈瘤の予防に効果的です。
ゆっくり加熱することで甘みが増してより食べやすくなります。オニオンスライスなど生で食べる場合は、繊維に沿って垂直に切ると辛味が抜けやすくなります。
辛タマネギは常温で風通しの良い場所であれば数ヶ月はもつともいわれていますが、まとめてスライスして冷凍保存すればより火が通りやすくなるだけでなく調理時間の短縮にも最適。
ニンニクやネギにも硫化アリルが含まれているので、うまく食事に取り入れていきましょう。
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