月桃葉は聞きなれない人も多いかもしれませんが、多くの食品やお茶、化粧品などに使われている植物です。ここでは、月桃葉が毛細血管の改善に役立つ理由と、下肢静脈瘤に効果が期待できる理由を紹介していきます。
月桃は、ショウガ科ハナミョウガ属に分類される多年生植物です。月桃からとれるエキスには防虫効果や防カビ効果があり、防虫剤や抗菌剤などの成分として利用されています。
ポリフェノールが豊富に含まれているのも月桃の特徴。赤ワインの34倍のポリフェノールを含有しており、その抗酸化作用を期待して化粧品に配合されることもあります。
また、沖縄では古くから月桃を薬草として使ってきた歴史があり、現在でも厄除けの風習で食べられるムーチー(鬼餅)を包むために使われているそうです。
ポリフェノールが豊富に含まれているため、抗酸化作用が強いとされています。下肢静脈瘤を引き起こす原因となる活性酸素に効果的だとされ、血管が傷つくのを防ぐ効果が期待できるでしょう。
また、月桃葉は毛細血管の壁細胞を安定化させる「Tie2」の働きを活発化してくれます。
加齢によって下肢静脈瘤が起こる人は多くいますが、原因は血管の老化や、ふくらはぎの筋力が低下したことによるものが大きいもの。そのため血管構造を安定させることは、血管の老化防止につながるといえるでしょう。
だからこそ月桃葉をとることで、下肢静脈瘤の予防に役立つ効果が期待できます。
近年の臨床試験では月桃葉を使った実験で肌のハリやキメ、保湿力の改善が認められたという報告があります。これまでの月桃葉の効果を実証するだけではなく、血管の老化を防ぐTie2活性化の観点から見ると非常に興味深い結果です。Tie2を含む植物は複数ありますが、保湿力などの効果が広く認められる例は珍しいといえます。
月桃は沖縄に自生し、一部では栽培もされている植物です。現地では「サンニン」と呼ばれ、伝統食品やお茶、香水や化粧品などにも使われるなど汎用性の高さも特徴。成分の安全性に加え、体内からコラーゲンをつくり出すことで美容素材としても注目されています。
肌のハリやキメが失われるのは老化の象徴。そして、血管の老化予防がエイジングケアにつながるというのがTie2活性化のポイントです。要するに、臨床試験の結果はTie2活性化が肌の老化現象の改善に効果があるということを表しているのです。
卵4個分の卵白にレモン汁を入れてメレンゲをつくります。次に、余った卵黄と黒糖35gを入れて混ぜ合わせます。
そこへ、月桃葉65㎎とサラダ油30mlを加えて混ぜます。月桃葉の茶葉大さじ1をミルで粉砕し、ふるった薄力粉65gと合わせたもののも追加で加え、しっかりとかき混ぜましょう。
前もってつくったメレンゲをひとすくい入れ軽く混ぜたら、メレンゲを半量入れてサックリと混ぜてください。残りのメレンゲも入れて、クルミを入れ型へ流し込みます。
空気を抜いたら、オーブンで焼き上げて完成です。
月桃茶を入れて、レモンバームを加えて少し煮込みます。5分ほど蒸らしたら、茶こしでカップに注ぎ、フェンネルシードを飾りましょう。
フェンネルシードには、冷えを解消する効果があるといわれているので、月桃との相乗効果が期待できます。
月桃茶は化粧品などにも多く使われていますが、どちらかというと抗菌やコラーゲンの生成を促進する目的で入っているケースが多いといえます。
そのため、下肢静脈瘤や毛細血管の改善のために月桃葉をとり入れるなら、月桃茶で飲むのが一番簡単です。月桃茶は沖縄でよく飲まれているので、ネット通販などで簡単に入手することが可能。
ノンカフェインなので、妊娠中でも飲むことができます。冷え性改善にも効果が期待できるため、妊娠中だけでなく、生理中などに飲むのもおすすめです。
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